どうも、こんにちは。memoraです。
先日MacBook Pro(2020)の第10世代core i5モデルを購入しました。
早めに予約したおかげで予定日よりも5日も早く到着し、5月10から毎日使っています。
一ヶ月使用したのでだんだんとMacBookの良いところ・悪いところが見えてきました。
記事にまとめておきます。
タイトルにはMacBook Proと書いていますが、ほとんどはMac自体の感想になります。
【結論】MacBook Proは総合的に「買ってよかった」と思う
WindowsPC歴が10年以上だったので慣れることができるか心配でしたが、数時間で問題なく基本操作はできるようになりました。
iPhoneが使いやすいように、Macは説明書なしでも簡単に使えるように設計されているのだと思います。
なお、WindowsとMacでできることの差というものはほとんどありません。
強いて言えば、iOSやMac向けのアプリ開発はMacでしか出来ません。UNIX環境の用意のしやすさにも分があるでしょう。
デバイス間のディスプレイ表示に差異があると困る方やMac専用の高度なツールを使いたい方など、クリエイターはMacじゃないとダメな理由はあります。
しかし普通にネットサーフィンや書類作成程度の使用であればどちらでも変わらないと思います。
私の場合は小説執筆とブログ執筆とプログラミング用にMacBook Proを購入しました。
プログラミングはMac購入を機に本格的に始めたので違いはあまりわかりませんでしたが、小説執筆とブログに関しては150%くらい作業効率が向上したように感じています。
Macを購入して本当に良かったです。
MacBook Proの良かったところ
良かった点をまとめると以下の通りです。
ポイント
- ライブ変換が超優秀
- 音声入力が結構使える
- キーボードが打ちやすい
- トラックパッドだけでほぼ全ての動作が可能
- iPhone/iPadとの連携がめちゃくちゃ便利
- USB-Cポートが両側にある
- 不具合が少ない
- 再起動がほぼいらない
- 初期設定ほぼなしで快適に使える
- モチベーションが上がる
ライブ変換が超優秀
Mac購入の決め手になる素晴らしい機能です。
ライブ変換とは、スペースキーをタイプしなくても自動で次々に変換してくれる機能です。
変換候補を探す時間や、スペースキーを推す回数が飛躍的に減ります。
変換精度はかなり良いので、ほぼリターンキー(Windowsでいうエンターキー)を押して変換確定するだけです。
小説執筆は設定が決まったらひたすら文字を打ち込んでいく作業になります。
ほんの少しの効率化が書きおわる頃には膨大な差になっています。
ブログ執筆でもライブ変換は心強い味方です。
もうMac以外での作業は考えられません。
「ライブ変換」はプリインストールされている日本語IMEでのみ使えます。
音声入力が結構使える
無料で使える音声入力ソフトはiOS/Mac向けにAppleが提供しているものと、Googleが提供しているものの2つが主流です。
Google日本語入力の音声認識精度もとてつもなく優秀でしたが、Appleの方が速度が速かった印象です。
Appleの音声入力は特別な作業なしにすぐに使えます。
これに関してはどちらも五分五分なので、好みの問題です。
初期セットアップさえ終えればfnキーを2回押すだけで音声入力を開始できる手軽さはMacの特権だと思います。
僕はまだ音声入力をメインにはしていませんが、時々練習しています。
今の音声入力でも実用的ですが、調整にかかる時間を考えればタイピングしているのと大差はないです。
もう少し優秀になったら音声入力を使いこなせるよう本気で練習するつもりです。
キーボードが打ちやすい
キーボードに関しては微妙に窪んでいてよく指に馴染みます。
2020年のMacBookは全機種がバタフライ型から旧型のシザー式キーボードに戻ったとのことです。
そのおかげかちゃんと(モバイルノートとしては)キーストロークが深いので打鍵感があり、疲れにくいので作業しやすいです。
僕はいくつもノートPCを試しましたが、ぶっちゃけノートPCのキーボードはどれもあまり変わらないです。(レッツノートやThinkPadみたいな変態機種はあるけど)
悪くなければOKという感じで評価しています。
トラックパッドだけでほぼ全ての操作が可能
MacBookと言えば広いトラックパッドです。
みなさんよくお勧めされているのですが、それは本当でした。
僕はもともとWindowsノートでもマウスを使わずタッチパッドで操作していた派のユーザーです。
ボタンが一つしかないのでどこでクリックしても反応するし、ブラウザの戻る操作も簡単だし、広いので作業が捗ります。
マウス以上の操作感なので、やっぱりMacはすごいなと思わされました。
iPhone/iPadとの連携がめちゃくちゃ便利
僕はMacの他にiPhone 11 Pro MaxとiPad 第六世代を持っています。
噂には聞いていたものの、実際自分で使ってみると本当に便利です。
今までの苦労が嘘のようです。Macで揃えると値段が高いなりのメリットがあります。
AirDrop
近くにあるiOS/Mac端末とのデータ共有がワイヤレスにシームレスに転送できる機能です。
大学の講義の課題で手書きしたノートの写真を送信しなければならないことがありました。
いつもならスマホでGoogle Driveにアップロードしてパソコンで送信しています。(大学のシステムがスマホ完全対応していないため)
しかしAirDropを使えば写真を選択して共有するだけでMacに転送できます。
これまでスマホは独立した存在として使用していましたが、Macがあればできることの範囲がとてつもなく広がることに気づかされました。
Sidecar
Sidecarは近くにあるiPadをMacのサブディスプレイとして使える機能です。
有線はもちろん、ワイヤレスでも使えます。
小説やブログのプロットをiPadで表示して、MacBookの画面にはテキストエディタを表示するような使い方もできます。
単純に作業領域が増えますし、ワイヤレスで使えるので配線が邪魔になりません。
今までiPadを電子書籍リーダー専用機にしていましたが、これから出番が増えそうです。
USB-Cポートが両側にある
MacBook Airには左に2つしかありませんが、Proは両側に2つずつあります。
僕はベッドで横になりながら使うことがあるのですが、姿勢を変える際に充電アダプタが邪魔にならないのは地味に便利です。
ポートを2つ使うときでも、左右に分散させることで一部分にかかる発熱を抑えられる効果も見込めます。
不具合が少ない
「使い始めてまだ1ヶ月だから」だというのもありますが、まだ一度も不具合に遭遇していません。
というのも、Windows PCはドライバのバグで挙動が怪しくなったり、使っているアプリが他のアプリと干渉してクラッシュしたりなどのトラブルが稀に起こります。
他にもWindowsアップデートをバックグラウンドで勝手に実行して重くなったり、強制再起動でしばらく使えないこともあります。
Macはそもそもプリインストールされているソフトが優秀なので余分なソフトをガンガン入れる場面が少ないです。ソフトウェアの数が少なければトラブルが起こる可能性も低くなります。
また、Mac向けのアプリはMacだけに対応していればいいので、バグが起こりにくいというのもありそうです。
再起動がほぼいらない
Apple公式でも「Macはスリープ運用で良い」とアナウンスされています。
Windowsは構造上、起動時間が長くなるとメモリ容量がいっぱいになり再起動が必要になります。
Macの場合はスリープ中に勝手にメモリを解放してくれるそうなので、動作に支障がありません。
実際、1ヶ月使用して再起動したのは2回です。(Sidecarの設定でちょっと困って必要のない再起動をした)
初期設定ほぼなしで快適に使える
Macのプリインストールソフトは優秀です。
最初のセットアップを終えればとりあえず使えます。
普通、日本メーカーのパソコンを購入した際は大量のプリインストールアプリをアンインストールする作業から始めますが、Macは優秀なソフトだけが厳選してインストールされています。
個人利用レベルであればオフィスがなくてもPagesで書類作成ができますし、動画編集はiMovieでOK。Safariの機能性も悪くない。
僕がMacBook Proを購入してからインストールしたソフトはたったの8つです。
メモ
- Google Chrome
- Google Drive
- Xcode
- LINE Mac版
- Microsoft Office
- Zoom
- Teams
- Scrivener
モチベーションが上がる
MacBook Proは機能だけでなくデザインも優れています。
カッコいいパソコンで作業をすると、単純にモチベーションが上がります。
毎日パソコンを開きたくなる魅力があります。
やる気が出ない日も、目の前にMacBook Proがあると「……ちょっとだけやるか」と作業ができます。
もしかするとバカにされるかもしれませんが、Macを買うだけでモチベーションが上がるなら買って損はないですよ。
得体の知れない壺よりよっぽど効果があります。
MacBook Proの悪かったところ
悪かった点をまとめると以下の通りです。
ポイント
- USB-Cのみでは不便な時がある
- 重量が少し重い
- 画面の縁が大きい
- 使えるソフトがWindowsに比べて少ない
- Windows向けの製品が使いにくい
- OSの基本操作を覚えるまで焦る
USB-Cのみでは不便な時がある
USB-CとBluetoothだけでほとんどカバーできる時代になりましたが、まだHDMIとUSB-Aポートが恋しくなる時があります。
テレビに接続して動画を見たり、キーボードを接続するためにいちいちハブが要るのはちょっと手間なのです。
Bluetooth対応のキーボードもあるんですが、東プレのRealForceはUSB-Cで接続できるタイプがまだ販売されていないので、周辺機器にこだわる方は気を付けましょう。
重量が少し重い
近年のモバイルノートPCは1kgを切るようなモデルもあるので、それに比べるとMacBook Proは1.4kgと重いです。
バックパックに入れて持ち運ぶとそこまで重くは感じませんが、iPadやモバイルバッテリーも一緒に持ち歩くとちょっとしんどくなります。
とはいえ、ものすごく軽いモデルと比較しての話なので、MacBook Proが特別重いというわけではありません。
普通に薄くて軽いです。
画面の縁が大きい
近年は狭額縁のノートパソコンも増えてきましたが、MacBook Pro 2020はまだベゼルにゆとりがあります。
ベゼルは狭ければ狭いほど没入感が上がりますし、同じ本体サイズでディスプレイを拡張できるのでAppleさんには頑張ってほしい。
…とは言うものの、MacBookは一般のノートPCより少し縦長のディスプレイサイズを採用しています。
SurfaceやMateBookまでは及びませんが、縦領域が大きいおかげで書類作成では狭額縁の普通比率のディスプレイより使いやすいです。
これで狭額縁になれば最強だと思います。
使えるソフトがWindowsに比べて少ない
移行する前からわかってはいたことですが、Windowsに比べて使えるソフトが少ないです。
Windowsでしか使えないソフトはあるものの、Macでしか使えないソフトはほとんどないです。
ただ、有名なソフトは大体Macにも対応しているので、困ったことはありません。
Macで便利なソフトが少ないのであれば、開発のチャンスでもあるのでメリットに変えようと思っています。
Windows向けの製品が使いにくい
Windowsに比べて使える周辺機器が少ないのもデメリットです。
東プレのRealForceという高級キーボードにMac向けが登場したのは2019年でした。
ニッチな商品ですが、Windows用のキーボードを無理やりMacで使う方もいるくらい熱望されていました。
キーボードに限らず、様々な製品でWindowsにしか対応していない商品があります。
その代わりMacは純正品が優秀だったりはするのですが、値段が高いです。
OSの基本操作を覚えるまで焦る
最初はWindowsのインターフェースと違うことでかなり戸惑いました。
タッチパッドでスクロールする方法すらわからないし、画面の最大最小、拡大縮小もままならない状態でした。
FinderもExplorerと操作感が違うので困惑していました。
機械操作には多少慣れているつもりだったのですが、基本操作を覚えるまで3時間はかかったと思います。
でも初めての機械を触って3時間で普通に使えるようになるんですから、Macの設計は優秀です。
パソコン初心者の方にはWindowsよりもMacが向いているのかも…?
まとめ
今回は初めてMacBook Proを使ってみて感じた良かったこと・悪かったことをまとめました。
Windows歴が10年くらいでしたが、もう一瞬でMacに魂を売ってしまいました。
「Macはイイゾー」と聞いていたものの自分で使ってみると確かに良さがよくわかります。Windows歴が長ければ長いほどMacに移行すると感動するかもしれません。
特にAirDrop、Sidecar、ライブ変換、トラックパッドだけは譲れなくなってしまいました。
特に物書きにとってライブ変換は最重要です。
Windowsには戻れません。